皆さんこんにちは。
開発Oです。
ちょっとネタ不足ですので、個人的にお気に入りの本を紹介しようと思います。
シリーズ化できるほどのキャパは無いので、これっきりになるかもですが。。
まずは、これ。
北方謙三 「挑戦シリーズ」全5巻。
南米の真っ白な地図をいつか自分で歩いて埋めてみたい、というぼんやりとした
夢を持つ青年が、アルバイト先の中小企業が大手企業を敵に回して立ち回る事に
巻き込まれていくという1巻、その数年後グリーンベレーにゲリラ戦術を叩きこ
まれて青年が帰国する2巻、南米ペルーに渡ってからの出来事をまとめた3巻、
その南米ペルーに主人公を殺しにやってくる日本人傭兵との絡みを描いた4巻、
親しい人達と別れ、一人カナダの山奥で暮らす主人公に日本人少年が駆け込むと
ころから話が広がる5巻、というハードボイルド小説です。
読んだのは25歳くらいの頃で主人公と年齢が近い時でした。
※20数年前ですね。
この5巻を通じて登場する人物に警視庁捜査一課の名物警部がいます。
無意識に老犬トレーという歌を口笛で吹く癖のある、「老いぼれ犬」という
あだ名の老刑事です。
実はこの時代に北方謙三が書いた作品は、各主人公が同じ作品世界に存在し
ている設定になっている事が多いのですが、それらをつなぐ役目をしている
のがこの刑事で、10作品位に登場するキャラです。
あまりにキャラが立っているので、最終的にはこの刑事の半生を描いた3部作
が書かれました。
これ。
激動の少年時代の1巻、刑事になり少年時代の盟友と再会する2巻、その息子と対峙
する3巻、という内容です。
なぜ、老犬トレーを口笛で吹く癖がついたのか、など背景がすべて判明し、ますます
このキャラクターに惹かれるようになること間違いなし。
ハードボイルド好きなあなた、古いですがまだアマゾンでは購入可能なのでぜひご一読を。