早いもので、当スタッフブログを開設して1年と2ケ月が過ぎました。。
徐々に協力してくれる人が増え、現在は13名のローテーションです。
1度も途切れることなく続けて来られたのは、なかなかすごいもんだと
少し感傷に浸っている、開発Oです。
私が初回に触れたのは、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領がリオ会議(Rio+20)
で行ったスピーチに関してでした。
私が知った時点でも結構情報が拡散されていましたが、その後どんどん
知名度も上がり、某国営放送などでも何度か特集されていました。
かつて6発の銃弾を受け、4度逮捕の2度脱獄、最後には13年近く収監されて
いたという、筋金入りの元極左ゲリラ。
世界で一番貧乏な大統領などと呼ばれ、大統領としての報酬の90%程度を
寄付し、公邸には住まず、専用機もないので時々近隣国大統領の専用機に
相乗りさせてもらっている(笑)、友人にプレゼントされた中古のワーゲン
に乗り、中東の富豪が1億円を超える金額で買い取りたいという申し出も
友人が傷つくから、という理由で断った、等々清貧ぶりを示すエピソード
に事欠かない人物です。
まぁ失言が多いのも本音で語るが故、というところでしょう。
しかし政治家ですので、良い人というだけではもちろんダメですよね。
でも過去10年間(バスケス~ムヒカ政権下)に、財政は持ち直し3倍
の成長を達し、 貧困率は40%から10・5%に下がった
失業率は19%だったのが歴史的な6・5%にまで減少した。
らしいですね。
スペインやフィンランドといった国の外資を呼び寄せ、パルプ精製の
巨大工場建設するなどして、現実的な失業対策などもやっています。
それが原因で隣国アルゼンチンとはかなり揉めたようですが。。
さて、今回改めてこの人について書いたのは、この大統領定められた
5年の任期を満了して3月1日に退任されたからです。
大統領府の引き渡しをして、退場する際には別れを惜しむ多くの
群衆に囲まれ大変な状況だったようです。
あんまり見ませんよね、こんな光景。
そんな彼の発言から、いくつかを。。
「金を欲しがる政治家は危険だ」
「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです」
「貧乏な人とは、少ししかモノを持っていない人ではなく、無限
の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
どっかの国の政治家に読ませたいですな。
ちなみに彼のスピーチは絵本になっています。
ハイパー消費前提の発展には無理がある、という誰もが何となく
感じているが、多くの人が真剣には考えない事実。
普段から煩悩と物欲にまみれた生活をしている私もそうです。
何ができるのか、少し考えてみようと思います。
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今回の1曲
2ndセットオープニング
Just a littel bit