こんにちは
単車に乗る際ズボン下が恋しくなる11月に突入しました。
今回は私事を一発!
映画は比較的よく見る方で学生の時からちょいちょい映画館やVIDEOなどで
鑑賞していました。
ただ観る傾向は大変偏ったもので アニメーション映画化かカルト映画化などに
限定していました。
特にモノクロを中心とした名作日本映画につては大変否定的で旧態化した陳腐な名誉ある
堆積物などと言って頭から見ていませんでした(お恥ずかしい・・・)
ただ、ふとしたきっかけで小津安次郎監督の「東京物語」を見る機会に恵まれました。
昭和28年もモノクロ映画、見始めた直後、正直当時の某にとって暇で退屈な時間でした
ただしばらくすると独特のカメラアングルとカット割りで進行する映画によくよく某が見ている
日本のリミテッドアニメの手法が少しだけ重なりました、そこから小津ワールドに引き込まれる
事となりました。
内容についてはあまりに有目なので割愛しますが、ローアングルで展開される名手厚田さんの撮影手法と
家族に対する損失感を叙情的手法で表現された脚本など某の日本映画の固定観念がハラリと一枚剥がれ落ちました。
結果「東京物語」を見て大きな感動はなかったものの 物語最後の3分間に映し出される
映像に釘付けになりました。
モノクロ映画であるにもかかわず、どんなカラー映画よりも美しい映像です。
小津安二郎監督の魔法はここにありました。
小津作品自体では「おはよう」の方が好みなのですが、やはり小津力を語る上でこの3分間は外せません。
これを切欠に数多くの日本映画の名作と出会えることとなりましたし、映像の勉強にもなりました。
一般の方とは違った意味で「東京物語」は某にとって感謝すべき作品なのです。
もしまだ!の方がいらっしゃいましたら 木下恵介、溝口健二 観て全くの無駄じゃない”
そう申し上げたいです。
某の独り言にお付き合いいただき 恐悦至極に存じます。
総務のFでした。
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