今日は飛行機のヲタ話を少し記します。
戦争で使用された飛行機の話なので苦手な方は飛ばしてください。
戦争末期に旧帝国海軍が変わり種戦闘機の試作を行っていました。
それが一八試局地戦闘機 震電です。
ちなみに局地戦闘機とは旧海軍だけ使っていた守り専用の戦闘機の
総称です。
お好き”な方は周知の機種なのですが初めて見られる方はかなり違和感を
感じる飛行機だと思います。
プロペラ機なのですが、いつもの場所である頭にプロペラはなくお尻についています。
先尾翼(エンテ型)と呼ばれる特殊な形状で当時各国実用化されたものはありませんでした。
大戦末期日本は昼夜、爆撃で莫大な被害を受けていました、
国力がすり減ってきた日本にはなすすべなく、なんとかしたいと考えた末に
この震電が生まれました。
ジェット化も視野に入れた機体構造でより早くより強い起死回生の戦闘機でしたが
量産には間に合いませんでした。
戦争が終わり駐屯してきた米兵がこの飛行機を見て、驚愕しまた実戦に使用されなかったことに
安堵したといわれています。
戦後機体は米国に運ばれ研究されたのち敵地の博物館の倉庫で今も穏やかな余生をおくっています。
お金で平和が買えるなら買ってほしい。
今も昔も兵器は高いおもちゃであって使われないことが重要であることを震電は教えてくれいます。
最後まで付き合っていただいた方ありがとうございました。
総務Fが担当しました。