“GOD OF MUSCLE”

 

 

 

 

 

 

いつしかそう呼ばれるようになった。

 

 

 

三種の筋肉神器である「ダンベル」「腹筋ローラー」「パーフェクトシットアップ」

を使いこなすことの出来る唯一無二の存在。

そう、私がマッスル帝国の王であり“GOD OF MUSCLE”の異名を持つ筋肉開発Uである。

 

 

 

今日もいつもと変わらない。

マッスルトレーニングを繰り返す日々。

昔と比べ、マッスルハードネス(筋肉硬度)が増したようだ。

まさに鉄壁、マッスルウォール。

どんどん硬くなっていく。

まさしく、私の体は難攻不落のマッスルキャッスル。

 

 

何?私の筋肉が見たいだと?

私の筋肉を見て耐えられるほどのマッスルエナジーがあるのか?

命が惜しくばやめておくことだ。

 

 

 

 

マッスルヘルスはいつでも絶好調だが、

最近、どうも胃腸の調子が良くない。

 

昔からそうだった。

薬を飲んで治ったり痛くなったりを繰り返していたのだが、

最近はそれが特にひどかった。

 

原因を考えていた。

暴飲暴食はしていない。

特別ストレスがかかるようなこともな...い?

いや、思い当たる節がある。

いっぱいある!!

 

 

 マッスル帝国の王座を狙っている連中で構成されたグループ“マッスルビギナーズ”の存在だ。

 

 

以下のようなメンバー構成である。

 

開発T

マッスルビギナーズのリーダー。

精神的嫌がらせを得意としている。

奴の攻撃はジワジワと抉る様に効いてくる。

一体どれだけの人が奴の餌食になっただろうか...。

 

 

開発N

奴は相手を褒めて伸ばすタイプのようだ。

しかし、騙されてはいけない。

奴もまた、マッスルビギナーズのメンバーなのだから...。

 

 

品管S

ミステリアスな存在。

歳のせいか、あと一歩が出ないらしい。

マッスルエナジーはたいした事は無いが、謎の多い要注意人物だ。

 

 

開発K。

私が今最も恐れている存在だ。

奴のマッスルパフォーマンスには私も警戒している。

私に匹敵するほどのマッスルエナジーがある。

少しでもトレーニングを怠れば、足元をすくわれるだろう。

 

 

マッスルレディー

開発Tによって集められた3人の女性(H、S、M)。

彼女達は望んでマッスルビギナーズに入っているわけではない。

彼女たちもまた、開発Tの嫌がらせの被害者である。

あぁ、何とも恐ろしい...。

 

 

 

そんな奴らの攻撃は、鉄壁のマッスルウォールをするりとすり抜け、内部から破壊するものであった。

 

ここ数年、彼らの活動は勢いを増している。

私の体もダメージがかなり蓄積されていたようだ。

このままでは、、、マッスルキャッスルが落とされてしまう!

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

2024年4月
« 12月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリー