よくあるご質問

スズメッキした銅素材の電子部品にウイスカが発生し、短絡事故が起きました。
原因と対策について教えてください。

銅合金上のスズめっきに発生するウイスカの原因は、銅とスズの相互拡散で形成される金属間化合物による、体積変化に起因した内部応力によるものと一般的には言われています。

ウイスカを発生しにくくする対策としては、以下のような対策があります。

拡散障壁として下地Niめっきを行う。
スズめっき後にリフローする。
スズめっき後に150℃で約1時間熱処理を行う。
スズを合金めっき化する。（Sn-Ag、Sn-Bi等）

何れも外圧がかかると容易にウイスカが発生しますので、勘合部品等には異なるめっき皮膜を選択する必要があります。
また、上記4種類とは別の対応策もございますのでぜひお問合せ下さい。
こちらよりお問合せください。

金属面へのモールド樹脂の密着性を強くする方法はありませんか？

めっき液組成を調整することにより表面を針状に粗化したNiめっきをご提案いたします。
ご検討ください。

粗化Ni表面

日本国内にて試作後、マレーシア工場にて量産展開は可能でしょうか？

可能です。ただし、現状のマレーシア工場設備での対応が難しい場合には、新規設備の製作が必要となります。その場合、弊社にてめっき設備を内作し現地へ設置する、という対応となりますので、別途ご相談下さい。こちらよりお問合せください。

めっき設備は外販可能でしょうか？

申し訳ございませんが、弊社ではめっき設備の外販は行っておりません。
あくまでも本業の表面処理加工で他社との差別化を図るための施策として設備の内作を進めてきております。

試作のみですが受けて頂けるでしょうか？

試作のみでも大歓迎です。試作のご依頼に関しましてはこちらよりお問合せください。

めっきの厚みとしては、どの程度まで可能ですか？

基本的に御要望通りの厚みに出来ますが、事前に要求項目等の打合せをお願い致します。
こちらよりお問合せください。

めっき可能なサイズとしては、どの程度まで可能ですか？

Ｎｉめっき仕様であれば既存設備にて、最長５５０ｍｍまで対応可能です。
ただし、重量は２Ｋｇ程度までとなります。
その他の個片及びフープ品につきましては、まずはご相談をお願い致します。
こちらよりお問合せください。

アルミやステンレスへは、めっき出来ますか？

可能です。その他の材料につきましてもまずは、ご相談をお願い致します。
こちらよりお問合せください。

光沢銀めっきは対応可能ですか？

対応可能です。光沢範囲1.2～1.8 となります。こちらよりお問合せください。
※日本電色工業製微小面色彩・反射率計 VSR-400にて測定

硬質金めっきについて教えて下さい。

金の純度は、約99.7％です。
コバルトを金めっき皮膜中に共析させることによって、皮膜の硬度を高くしています。
用途としてはコネクタなどの接触用途の機構部品に用いられています。

軟質金めっきについて教えて下さい。

金の純度は、約99.9％です。
不純物を含まない純金めっきです。
用途としてはリードフレーム等のワイヤーボンディング用めっきに用いられています。

ニッケルの光沢度ですが、無光沢・半光沢・光沢の区分け（閾値）を教えて下さい。

光沢度につきましては感覚的な部分があり、個人や企業間で認識が異なることがありますので、弊社ではご参考までに下記数値を提示し認識を共有できるよう努めております。

無光沢： 0.1～0.5
半光沢： 0.6～1.2
光　沢： 1.3～1.9
超光沢： 2.0～2.4

※日本電色工業製反射濃度計 ND-11による測定値

共同研究・共同開発などをお願いすることはできますか？

大歓迎です。
これまでにも共同研究や共同開発をお客様と共に進めた事例があります。
個別に機密保持内容や、成果の分配等含めた契約を取り交わした上で対応させて頂いております。

他社でメッキされた不具合品についての分析や解析をお願いすることはできますか？

弊社で可能な解析方法でよろしければ承ります。
この場合は原則有償でお願いしておりますが、民間の分析機関が請求するような金額ではありませんので、まずはお気軽にご相談下さい。こちらよりお問合せください。

: 高精度めっき加工の開発支援を行います; 〒615-0052 京都市右京区西院清水町134
担当：和田・中村まで

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