めっきの種類
Ni ニッケルめっき
【特性】 【用途例】
など、他にも様々な形で用いられます。 【可能な加工方法】 |
無光沢ニッケル 半光沢ニッケル 光沢ニッケル
めっき浴に添加剤を加えることで光沢皮膜を析出することが出来ます。
上田鍍金では、原則、光沢度0.1~0.5を無光沢Ni、0.6~1.2を半光沢Ni、1.3~1.9を光沢Niとしています。
超光沢ニッケル
光沢度2.0~2.4のNiめっき皮膜です。
アルミワイヤーボンディングをする際、超光沢Niめっきとすることで安定して高いボンディング性を発揮します。
無電解ニッケル-リン 無電解ニッケル-鉄-ボロン
無電解Ni-P(ニッケル-リン)めっきは、均一電着性が優れておりめっきの厚みが均一に付きます。また、硬度や磁性にも特徴があり、通常はHv(ビッカース硬さ)500程度・非磁性であるのに対し、熱処理を行うことでHv1000程度まで上がり、磁性を持つようになります。また、磁性めっきとして無電解Ni-Fe-B(ニッケル-鉄-ボロン)も対応可能です。
ダブルニッケル
2層Niめっきのことで、電位差の異なる皮膜を積層し、耐食性を向上します。
無光沢(半光沢)Niめっきの上に光沢Niめっきを行うことで、腐食進行方向を素材方向ではなく、卑な金属方向(光沢Niめっき層)を優先的に腐食していきますので、素材への孔食を遅らせることが出来ます。
高耐食性ニッケル
高耐食Niは従来のNiめっきに対し、2種混合ガス腐食試験での耐食性が大幅に向上します。耐食性が向上するのでNiの膜厚、さらには最表層に付けたAuめっきの膜厚も薄くすることが出来るため、コストダウンに繋がります。 ⇒ 詳細はこちら
粗化ニッケル
めっき皮膜の析出形状をあえて粗化形状にすることで、モールド樹脂との密着性向上等の特性を持たせています。現在、3種類の粗化形状に付け分けることが可能です。 片面粗化や部分粗化にも対応しています。 ⇒ 詳細はこちら