開発Yです
高い → 高そう
似合う → 似合いそう
スゴい → スゴそう
可愛い → …?
可愛(い)そうでは可哀そうにしか聞こえないし
わーそれすごくカワイソウ とか
じゃあどうすればいいのか
かわいらしそう
なんかどんくさい
さぞ可愛いことでありましょう
違う
そういえば以前
俺 ものとかの可愛いってよく分からんのよなぁ
と調子よく女子に語った舌の根も乾かんうちに
○○さんっていつも可愛い服着てると思わん?
と言っていた奴がいて複雑な気分になったことを思い出すにつけ
この 可愛い という言葉の
意味とは裏腹な奥深さ あるいは闇の深さに
いろいろ妄想させてくれてありがとうと言いたい気持ちになります
さて
先日図書館で目にとまった本の話
乱流と渦 ~日常に潜む不連続な”魔の流れ”~ 白鳥 敬著
めっきの仕事では処理液の流れ方を考える場面が多くあります
素早く流れた方がいいのか乱流になった方がいいのか
そんな参考になるのではないかと思い衝動的に手に取ったんですが
内容的には飛行機と天気のはなしでした
その中でコリオリの力(転向力)について書かれていました
地球の自転に伴う見かけ上の力で台風の渦にも影響しているというアレです
中学くらいの理科で聞かれた方もあると思います
そして必ずセットで
だから水が抜ける時 北半球では反時計回りに渦を巻く と教わったはずです
しかし本著では 転向力は地球規模のスケールで働くもので
洗面台の渦くらいでは時間的 大きさ的に無視できる程度しか働かず
その場合 渦の向きは初期条件が支配的だというではありませんか
そこで早速観察
洗濯しながら抜け方を見てますと
確かに半々くらいに思います
石鹸が溶けてると渦を巻く間もなく抜ける
会社では反時計回りが多かった
そもそもはっきりせずよく分からない場合も多い
これはなかなか目から鱗な結果でした
やはり何事も
見かけや先入観にとらわれては
いかんなと思います