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こんんちは今回から本ブログに参入させていただく事となった総務部のFです。

私の専門は麺類や食物関係なのですが既に先駆者が多くおられるとのことで

スキマネタに徹したいと思っておりますのでしばらくの間ご辛抱を

願います。

 

さて、今回は!世に言う戦国時代に軍神と恐れられまた讃えられた 長尾景虎公

こと上杉謙信公の実母 虎御前 の墓所について記させていただきます。

青岩院とも呼ばれた母君は越後守護代長尾家(いまでいう副知事)系の出で56歳

にて御隠れなされました。

 

その墓所は謙信公の墓所(供養塔)がある林泉寺と春日山城の中間地である

宮尾野と呼ばれる山の傍らに置かれましたが、正確な地はあまり記載なく

観光ガイドにも簡単な地図に徒歩30分程度としか書かれていない状態。

 

 

さてこの墓所に手を合わせるべく虎御前墓所”の矢印を信じ出発しました。

最初はなだらかな山道が続き新緑煽るる木樹を楽しみながらの参拝でしたが徐々に

その姿が変わり急勾配な山坂道へと変貌しいきました・・・キツイ・・・

 

過去に墓所へ向かった方の体験談によると限界部落に近い部落が存在するとの

報告がありましたが私が向かった時にはその地は完全に廃村となり多少荒れた

状態となっていてあまり楽しい場所とは言えなくなっていました。

木々が鬱蒼と茂る山道へと差しかかりしばらくすると虎御前のお墓”の案内板が見え一安心・・・

安心したのも束の間・・・探せど探せど墓所はなく僅か200mが永遠のようにも

感じる15分が過ぎました。

道は荒れ歩くも苦労するほど・・・道を誤ったかと思った時、私の鼻腔に一瞬 白檀の香りが入りました。

 

線香の香りです!

香りがする方向に分け入って見れば、ひっそりと虎御前の方は私たちを待っていてくれました。

予想以上に荒れています・・・

観光掲示板は設置されてはいるものの雨風で色は落ち内容は読めない状態でした・・・

ただ地元の方でしょうか、新しい線香と供え物が置かれ大切にされていることがわかりました。

少し安堵です。

 

都(京都)から持って来た「あぶらとり紙」を墓前に供えた後、静かに帰路に着きました。

 

都から来た我らを暖かく導いてくださった虎御前は息子虎千代を東に見守りながら

今もひっそりと春日山の地で眠っておられます。

 

 

 

 

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